久々の更新ネタとして最近多少面白いと思ったなろう小説を羅列する
なろう小説というのは、小説家になろうというサイトで公開されている小説のことで、
最近なんかだとよくライトノベルのレーベルとかがなろう小説を書籍化したりしていて、
知っている人も多くなったことだろう(というか私もそれで最近知ったのだが)
ラノベといえば学園ものハーレムものだらけという印象があるように、
なろう小説といえばチートハーレム異世界ものという印象があって、
それは全くの間違いではない、とは思う。
まあテンプレートだからダメだというのもどうかと思うが、
そうではない作品でも人気になったり目に留まる作品もあるにはあるので、
他に紹介する場も持たないのでいくらか紹介したい。
途中で飽きて感想は適当になるが、なくても似たようなもんだろう。
主に完結作品
RPG的な階層ごとにポップするモンスターやボスが固定された迷宮の10階層(全100階層)の中ボス、ミノタウロスが運命のいたずらからかフロアに縛られない自由に行動できるユニークモンスターとなり、
強敵との戦いや、自己の研鑽のみを求めて迷宮内をさまよい、闘いつづける物語。
作品中の世界で本来、序盤の障害程度でしかないミノタウロスが敵の油断、時の運にも助けられながらも強敵と闘い勝利、成長していく様が見ていて面白い作品。
同じ作者の"辺境の老騎士"という作品も人気なようだがそっちはまだ手を出せていない。
七沢またり作品
"ロゼッタは引きこもりたい"は現在更新休止中だが、他の作品は完結したか
鋭意更新中なので安心して読める。どれも面白いが一つだけ紹介
とある王国で起きた革命戦争に巻き込まれた農村に住んでいた少女シェラが、
反乱軍に食糧を奪われ、餓死寸前のところで襲ってきた暴漢に取り憑いていた死神を
文字通り食べたところからストーリーが始まる。
食べ物を奪った反乱軍に復讐するため、そしてお腹いっぱいご飯を食べるため、死神を食べたことで得た力で王国軍でシェラが活躍していく物語。
食べものの恨みは怖い、というのは冗談では済まされないということを実感できる。
あらすじに書いてあるように、なんだか抜けたところのある"かみさま"が、
頭から角が生えていて、特殊な力を持つ種族つのつきを見守り、時に手助けをして
その繁栄を見守る物語。文字通り神の視点でつのつき達を一緒に見守るような気持ちになる。あと作者の完結後のあとがきがこの作品の全てを物語っている。
同じ作者の守銭奴、迷宮に潜るも捨てがたい
異世界転生で人外に転生というのはわりとありがちな部類だが、
この作品ではユニークモンスター的なきのこに転生してしまう。
きのこならでは(?)の能力を獲得して妖精などと共生して生きのこる話。
途中で人間になったりしないので安心(?)してほしい。
目次を下まで見てしまうとエラいことになってるのがバレてしまうので注意。
5話とかなり短く、ネタ要素が強いが、短いなりによくまとまっていて楽しめる。
転生したらダメだった前世を反省してよりよく生きる、というのもお約束に逆らう作品。話数が短く山場もそんなにない。ある意味タイトル通りな作品
何者かの余興として現代社会人(国籍問わず)死に戻りありのダンジョンに挑戦していく。迷宮内のモンスター(人型)をテイム(というか拉致)して仲間を増やしながら進んでいく。
攻略期限とかデスペナルティとか無く、全体的にゆるーく楽しむ作品。
性的描写に注意。
女性主人公の学園もの、あらすじがころころ変わってなんの作品だかわからない。
一応説明しておくと鉱山で女だてらに腕利きの山師として働いていた少女ロッカが、
魔術を習う学園に転入するお話。
第二章がとても熱い展開でドキドキしながらスクロールした思い出。
完結したかと思ったが第二部が始まった。
あと作者のブックマークはあるジャンル好きには見逃せないだろう。
フルフェイスという作品も面白いが更新停滞中な模様。
荒廃した世界でかろうじて生存している人類の話。
見たことないけど多分ボトムスとかアーマードコアVとかの世界観を想像してもらえば良いと思う。人権とか尊厳とかが本当にゴミクズのような世界観だが、それを当然のように描かれるものだからあまりショッキングではない。
関係ないけど記憶を転写したクローンって不老不死でもなんでもないよね。
割りと上位の作品
ランキングを見れば済むので主にタイトルだけ
無職転生 - 異世界行ったら本気だす - タイトルで食わず嫌いしていたが、1位だけはある
謙虚、堅実をモットーに生きております! 男性も楽しめる、更新が遅いのに注意。
転生したらスライムだった件 モンスター転生成り上がりのお手本のような作品。
理想のヒモ生活 社畜は異世界に行っても社畜根性が取れないお話。書籍版のほうが好み
ネクストライフ 異世界トリップチートハーレムのお手本のような作品、同類の中では順位が高いだけはある。ヒロインがあまり魅力というか見せ場がないのが悩みどころ。
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~
更新テンポが早いが、現在夏休み中で悲しい。話数が多くとっつきにくいのが難点か。
作者曰くありがちな中世ファンタジーを意識したらしいが、よくも悪くもテンプレートな異世界像が多い中、設定が考えこまれていることが伝わってくる。
男性も楽しめるが、女性向けな傾向もあるようなないような。
その無限の先へ 異世界に転生してダンジョン攻略というテンプレートだが、それだけでは終わらない何かを予感させる。1章がかなり満足度が高いので2章以降期待値が高くなりすぎるのが難点。今後に期待。ユキ20%さんの今後にも期待。
飽きたので今回はここまで。
あらためてブックマークを見返すとやっぱり最近不作というか
アンテナに反応する作品が減ってるような気もしないでもない。
安易な書籍化ラッシュが作品の傾向の硬直化を招いている、とかなんとか適当な分析もできないではないが、単に自分が飽きてるだけかもしれない。
母性溢れる人外娘の子供に生まれ直したい人生だった。