小説家になろう&カクヨムで最近読んだ、読んでいるおすすめ?作品
カクヨム
まずカクヨムから
なろうで連載してるのもあるけど
夜猫ジュブナイル(佐々木匙) - カクヨム
音楽が好きな高校生・三田村真也はある日、夜の散歩中にクラスで浮いた存在の美少女・長瀬夜子と出会う。どこかおかしな彼女の態度に、彼は自分が黒猫の姿に変わっていることに気づく。その日からふたりは、人が別の姿へと変わってしまう、不思議な事件に遭遇していく。
前紹介した暗黒騎士斉藤くんの業務レポート と同じ作者の作品。
暗黒騎士のほう更新してほしいなぁと思いつつ面白くて読んじゃう。
術殺機兵群(饗庭淵) - カクヨム
魔術世界はその日、熱核兵器の投下によって燃えて尽きた。
それでも運よく生き延びた魔術師たちがいる。
そんな彼らを殲滅するため、“敵”はアンドロイド部隊を展開する。
泣けど喚けど慈悲も容赦もなくただ目的を遂行する心なき人形の群れ。
術殺機兵群である。すべての魔術師に死あれ。
どうか人類を絶やさぬように
典型的な 科学兵器 VS 魔術 だが、機兵の側も魔術を解析しようとするし、魔術師の側も科学を解析しようとする。
「動かない限り絶対的な隠匿の魔術」
「剣を振る→斬撃が生じる」ではなく「いきなり斬撃が生じる→後からそれを追認するかのように剣を振る」魔術の剣士
「見たもの全てを識るメガネ」
「6秒以内に接触しうるものであれば、当人も目視できない弾丸だろうが爆風だろうが支配下に置く魔術」
「英雄らしい振る舞いをしていれば必勝できる」
といった普通ならそれぞれがインチキくさい魔術師と、
それを物量と技術格差でゴリ押ししてくるアンドロイド機兵の戦いが見どころ。
同著者に
等がある。
この作品の作者の
「人類滅亡後のPinocchia」「幽獄の14日間」「カリスは影差す迷宮で」「黒先輩と黒屋敷の闇に迷わない」といった作品を作っていて、その一部作品や上記の作品はシェアワールドとでも言えばいいのか、世界観や設定、登場人物にリンクがあるので興味があれば読んだりプレイしたりしてみるといい。
小説家になろう
イクスペクティエンス —サピエンス絶滅後の地球の話—(完結済み)
https://ncode.syosetu.com/n2333ex/
ホモサピエンスは絶滅した。1万年後の知的生命体は何を思うのか。11万年後の知的生命体は何を思うのか。ピラミッドに刻む歴史の物語が、なんとなく始まる。
「1万年後の知的生命体がサルベージして、もっと後の時代まで残るような形式で保存したものを更に10万年後の知的生命体がサルベージする」っていう構造が面白い。
今の人類ってあくまで今の自分たちが消費するためにデータやメディア作ってて後に残す、つなぐなんて考え方してないもんなぁ。こうして書いてる記事も自分のパソコンとはてなのサーバーがパーになったらそれでおしまいだし。
創作物に文句つけても仕方ないんだけど、「繁栄することが目的化」してる姿ってその文明が高度であればあるほど違和感を覚えるんだよな。現実に生きる自分たちもそんなの知らないから、「何のために?」って部分がどうしても抜け落ちるっていうか。
個人的な幸福、自分の知っている範囲の人間の幸福、今まで見過ごされてきた苦痛や不公平の解消。
そういったもののために技術を発展させたり、社会に貢献するのであって、繁栄するために繁栄してきた訳じゃないんじゃないの?って。
某ロボットアクションゲームで「”人類”などどこにも居ないさ」って台詞が出てくるんだけど、まさにそこをノータッチにするSFは多い。
繁殖して数が多いのが偉いんなら、昆虫は人間より偉いのか?っていう。閑話休題。
勇者の剣の〈贋作〉をつかまされた男の話(完結済み)
https://ncode.syosetu.com/n9359ex/
はじまりは、嘘だった。青年は馬鹿正直な馬鹿であり、嘘を信じて戦った。その嘘が誰かを傷つけることもあった。けれど、彼は戦い続けた。そのくだらない嘘が、真実に変わるように。
全3話で一話もそんな長くない。
ユニエの森の物語(完結済み)
https://ncode.syosetu.com/n5733by/
ユニエの森にひっそりとたたずむ教会。そこには戦争孤児である6人の少年少女たちが住んでいた。最年長であるシャーロを中心に、慎ましくも幸せに暮らしていたが、雪どけが近づいたある日の夜、リーザはシャーロに「この家を出て行ってもらう」と告げられた。
あらすじからすると何か幸薄そうに見えるが、割合ハートフルな話で、「家を出る」っていうのもすぐじゃなくて、だんだんに街に生活拠点を作ってよりよい暮らしをしようねっていう話。
この作者の描く主役の男の子は、理知的で、父性的で、タフネスがあって、弱音もほとんど吐かない。そういうのももちろん格好良くて好きなんだけど、あえて悪く言えば人間味が薄いよなぁという。貧しさと無教養というのは基本的にセットだから、強いて、強いていえばそこだけ現実味が薄いのが気になる程度。逆に言えばそれ以外は文句のない作品とも言える。
むいむいたん(完結済み)
https://ncode.syosetu.com/n4069cm/
もしゃもしゃ……むいむい。
あらすじが仕事してない。よくある異形に転生するタイプの転生モノ
人化はあるけど、ずっと人化してる訳じゃないので異形スキーも安心かな。
999話ある作品をイチから読むのは辛いよね。
「そういえばアレってなんだったの?」ってなる箇所が結構あって気になるのが味であり、難点でもある。
気になる所はメモ帳に書きながら読んだりするクセでもつけるべきか。
転スラが面白いなーって思った人には向いてるかもしれない。
ソライフ(連載中)
https://ncode.syosetu.com/n8748en/
禁忌とされる地で目を覚ました少年ソラは、そこで出会った銀の少女の力を借り、戦う為の力を得る。戦い続けた少年は、やがて魔王と呼ばれた。初投稿風ぽい感じなのでエタらない程度に完結を目指して頑張ってみます。
上のむいむいたんと同じ作者。今340話くらいなのでまだ追いかけやすいかも。
どことなくソウルシリーズめいた雰囲気を感じる(やったことないけど)
狼は眠らない(連載中)
https://ncode.syosetu.com/n3930eh/
作者の支援BISさんは「迷宮の王」と「辺境の老騎士」の作者でもある。
449話でええーって思うかもしれないが、読みやすいし1話1話は短めなのでサクサク読めるのでおすすめ。
恐ろしいことに440話弱ほどはほぼ毎日更新してたし、書籍化が始まった今もちょっと休んで隔日更新を続けるというのだ。
そのペースでも完結まで年単位かかるらしいので作者の体調や執筆環境が不安だ。
応援している。
戦え無限術師 〜火花を散らす1ポイントの命達〜(連載中)
https://ncode.syosetu.com/n1282eb/
異世界転生を果たしたヒビキ(男)は15歳になり、冒険者となる。だがヒビキは選択の余地なく不遇職の無限術師に付いてしまった。そんな彼が逆境にも負けず冒険者の最高位『天位の座』を目指すお話です。
と同時に、金髪碧眼、たわわなお胸と天才的な剣の腕を持つ高嶺のたわわちゃんをお嫁さんにする為に頑張る話でもある。
数の暴力を使うタイプの主人公って結構珍しいと思う。
冒険者の中でも一流といえる領域になって、ここからの展開がどうなるか期待している。
目立ちたくない→破壊神(連載中)
https://ncode.syosetu.com/n4384ff/
女神が作ったゲームによって異世界に飛ばされた細波日向は、圧倒的なチートパワーで魔物を粉砕し、山を吹き飛ばし、盗賊団を壊滅させ、最強の魔族を従え、神すらもその眼前にひざまずかせる。
その目的は、ただ一つ。……そう、全ては目立たないために!!
目立たないためならどんな目立つこともためらわない少年ヒューガの、本末転倒ファンタジー!
「この世界がゲームだと俺だけが知っている」の作者、ウスバーさんの新作。
本当はラストルーキーってほうが面白そうなんだけどそっちは更新が停滞気味なんでね…。
リビルドワールド(連載中)
https://ncode.syosetu.com/n9736dt/
命賭けで足を踏み入れた旧世界の遺跡で、少年は全裸でたたずむ奇妙な美女と出会った。
スラム街から這い上がるためにハンターとなった少年の名はアキラ。アキラにしか見えない非現実的な美貌と、誰にも触れられない魅惑的な肉体を持つ、得体の知れない美女の名はアルファ。
アルファは真意など欠片も見せない微笑みでアキラに依頼を持ちかけて、アキラはハンターとして成り上がるためにその依頼を引き受けた。
2人の契約が成立したその時から、アキラとアルファの数奇なハンター稼業が始まった。科学文明崩壊後再構築世界
少年ハンターと奇妙な美女の東部ハンター稼業録
紹介してなかったのが不思議な作品。
書きだめ→十数話更新→書きだめっていうスタイルはエタりやすいんだけど今までペースを乱してないのがすごい。
ギスギスオンライン(連載中)
https://ncode.syosetu.com/n0776dq/
VRMMO。それは余りにもゲームとして破綻していた。VRMMO。その同意規約はまるで全てを諦めろと言っているかのようだった。
未知の技術。怪しい会社。得体の知れない運営ディレクター。自分の身体に何が起こっているのか分からない。きっとエロい妄想もデータ化して保存されている。それでもゲーマーたちは進む。そこにゲームがあるから。上腕式スポットアーム型の専用ハードに腕を通し、ログインしていく。謎の発光物体を握り締めて。
これは、とあるVRMMOの物語。
文体とかでいろいろ面食らうかもしれないが、とりあえず「内政チートの悲劇」までは我慢して読んでみて、それから判断してほしい。わかれ、わかってくれ!
MPKの常習犯でセクハラ魔で魔族呼ばわりされて掲示板で叩かれまくってるという前代未聞の主人公が売り。
今回はこのくらいで。